例えばこんなモデル
前回の続き
「転売対策はオークション販売」
というのが前回の結論だったわけですが、オークションで販売すると言っても実現するには問題が多々あります。例えば、
・やたら高額の入札が大量に入れられて、締め切られた後で支払されず不調に終わる
などは実際のオークションサービスでも起こっている問題です。転売屋がそういう目に合ってたら「ざまぁ!」かもしれませんが、企業が販売している場合はそうとも言ってられません。ちゃんと売買が成立しないといつまでたってもモノ・サービスが提供されないからです。
これについても色々な解決法は考えられますが、現時点で僕は「電子マネーと組み合わせる」のがいいんじゃないかと思っています。
・オークションでビットできる上限額は、その時点で購入している電子マネーの額
・落札者の範囲に入っている時はビットした額の電子マネーが拘束される
・落札した場合は拘束されていた電子マネーでそのまま決済される
というシステムにしておけば、いたずら目的のビットはかなり防げるでしょう。入力間違いのビット取消があり得ますが、それも1番目の上限額設定であり得ない金額のビットはないですし、取消回数の上限を設けておけばOKかなと思います。
販売する企業にとっては、
「自前の電子マネーを発行しつつ、自前のオークションシステムを作る」
「他社の電子マネー&オークションプラットフォームを利用する」
の2通りが考えられますが、後者で利用料を取られたとしても転売屋に取られていた利益を上乗せすれば今まで以上のメリットがあるんじゃないかなぁ。
あと、個人的にはこのサービスプラットフォームを実現できる最有力候補はニコニコ動画かなと思っています。ニコニコポイントという課金プラットフォームを持ってて、更にこの仕組みを活用できそうなクリエイターへのパイプを(公式チャンネルなんかで)多数持っているのは他にはない強味かと。
もし僕にお声掛けいただければ、ええ仕事しまっせ。(これが言いたかった)